「小児錦」文字資料コーパス構築へむけた資料集とデジタル化
「小児錦(Xiao-er-jin)」は16世紀中頃より、中国回民の経堂教育(マスジドにおけるイスラーム経典教育)において発達した、アラビア文字を用いた漢語の表記法です。漢語の発音をアラビア語の字母を用いて表したもので、本来は経典の注釈などに用いられていました。経堂教育の発達以降、この教育を受けた回民の間に広まり、日常生活における記録、通信等に用いられるようになりました。口語を表記したものであるため、中国各地の方言が反映される場合が多いあります。現代においても、寧夏、青海、甘肅などで少数ながら使用例が見られます。また回族によるコーランの出版事業の際にはアラビア語、中国語訳とあわせて小児錦訳が掲載されていることも少なくありません。このプロジェクトではこの「小児錦」を中心にすえ、周縁的なアラビア文字の世界を研究対象として取り上げます。(ウェブサイトからの抜粋)
リソースID | IOR000097 |
リソース名 |
日本語 「小児錦」文字資料コーパス構築へむけた資料集とデジタル化 英語(English) Corpus of Xiao-Er-Jin Script of Muslim Chinese: Collection and Digitalization |
概要 |
日本語 「小児錦(Xiao-er-jin)」は16世紀中頃より、中国回民の経堂教育(マスジドにおけるイスラーム経典教育)において発達した、アラビア文字を用いた漢語の表記法です。漢語の発音をアラビア語の字母を用いて表したもので、本来は経典の注釈などに用いられていました。経堂教育の発達以降、この教育を受けた回民の間に広まり、日常生活における記録、通信等に用いられるようになりました。口語を表記したものであるため、中国各地の方言が反映される場合が多いあります。現代においても、寧夏、青海、甘肅などで少数ながら使用例が見られます。また回族によるコーランの出版事業の際にはアラビア語、中国語訳とあわせて小児錦訳が掲載されていることも少なくありません。このプロジェクトではこの「小児錦」を中心にすえ、周縁的なアラビア文字の世界を研究対象として取り上げます。(ウェブサイトからの抜粋) 英語(English) "Xiao-er-jin" is a Chinese notation using Arabic letters developed from Hui (Muslim Chinese) religious schooling (Islamic linguistic education under Masjid) in the middle of the 16th century. Using the Arabic alphabets to express Chinese, it was originally used for annotations of Islamic holy scripts. With the development and expansion of Islamic religious schooling, it spread within the educated Hui-people and has been since used in their daily life for such means as recording and communication. Since it reflects verbal speech, it contains dialects from various regions of China. Today, a small population continues to use it in provinces such as Ningxia, Qinghai, and Gansu. Koran publishing by the Hui-people still bears "Xiao-Er-Jin" translation along with a Chinese translation. The focus of this project will be on the "Xiao-Er-Jin" script and research will also extend into the milieu of Arabic alphabet scripts. (excerpt from the website) |
種類 |
貴重書のデジタル公開 |
URL |
URL1 |
本文の言語(ISO 639-3) |
日本語
(日本語)
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構築代表者 | 町田 和彦 |
メンバー | 安藤 潤一郎 王 建新 黒岩 高 佐藤 実 菅原 純 吉澤 誠一郎 |
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